
ちいかわとセブンイレブンがコラボしていたキャンペーン「あったまるね、きもち」で人気だったホットスナックの包み紙。
キャンペーンが始まってそれほど経たないうちにあっという間になくなってしまったようですが…
運よくゲットしたちいかわちゃんトリオ模様の包み紙を、そのまま捨てる気になれずに、どうしようかなーと考えた末。
出来上がりました!
ぺたんこポーチ!
本来捨てるものを使ったリサイクルハンドメイドなので、なるべく材料は少なく、手順もカンタンに…ということで、
とっても可愛く、それでいて使いやすいポーチが出来上がりました。

材料と作り方、順番にご紹介しますね。
用意する材料と使用する道具
材料
- ちいかわキャンペーンのホットスナック用包み紙
- 透明なPVCシート
- ファスナー(8㎝~最大16㎝)←今回は10㎝のものを使いました。

道具
- カッターナイフ
- カッター板
- はさみ
- ミシン
- 針と糸
- 木工用ボンド
- コピー用紙などの紙

作り方
ちいかわちゃんの包み紙を準備する
これはとにかくセブンイレブンにピザまん、あんまん等を買いに行ってゲットしますが
買ったらなるべく早く中身は出してしまいましょう。
内側はコーティングされていますが、やはりあんまんの皮がぺとっとくっついちゃったりするので…。
あんまん等を出したら食べる前に、包み紙を開いて干します。

とにかくきれいな状態で包み紙を乾かすのが肝心です。
湯気で濡れていたらティッシュなどでそっと拭いて、内側に空気が通るように開いておきます。
袋を留めるシールでどこかに貼っておくのもいいと思います。
(モリはとりあえず車のナビの下あたりに貼っておきました)


今回この記事を書くにあたって、きちんと手順の撮影をするためにもうひとつ作ろうとしたところ
肝心のちいかわちゃん模様の包み紙がすでに手に入らず…。
仕方ないので普通のセブンイレブンのホットスナック用包み紙で制作を進めます。

なので写真が
- ちいかわちゃん柄
- 普通のもの
- モリが手書きで写したザンネンなちいかわちゃん柄
が、混在することをご了承ください…
型紙を用意する
今回は正方形のポーチを作ります。
完成品は用意したファスナーの長さ+1~1.5㎝ぐらいの大きさになります。
型紙があると便利なので先に作っておきましょう。
適当なコピー用紙や方眼紙などを切って作ります。
【表側用】
ファスナーの長さ+2㎝の正方形
今回用意したファスナーは10㎝なので12㎝角の正方形です。
これでPVCシート2枚、ちいかわちゃんの包み紙1枚を切り出します。
【裏側用】
上側用、下側用、それぞれPVCシートを1枚ずつ切り出します。

ファスナーの準備をする
透明なポーチなのでファスナーの端を処理しておきましょう。
まず開いている側を留めます。
開いたままだとポーチに仕上げる時に歪みやすいです。
チャックを閉じた時に自然になるように少しだけ空間を開けて、縫っておきます。



次に端の余分な部分を始末します。
写真のように折りたたんで手縫いでちょちょっと縫ってしまいます。
ポーチに仕上げた時にごろごろしないように、なるべく平らに仕上げましょう。





写真の手順を見て

これ4カ所も縫うの面倒すぎる…!
って思ったなら
こちらの方法で行きましょう!
斜めに切り落として、断面に木工用ボンドを縫ってほつれ止めにします。




今回はボンド処理したファスナーを使いました。

ファスナーに分厚い部分ができずに、すっきりフラットな仕上がりになるので、こちらの方が良いかも…。
包み紙を切り開く
包み紙が乾燥したら二つ折りの袋状になっている部分を切り開きます。
ナガノ先生の手書き?らしきアルファベットも可愛いので、今回はこの部分も余すところなく使いたいので
切り開き方はちょっと気を付けます。
写真のように、先に二つ折りになっているところを切る




開いてから糊付けされている部分の裏側をぎりぎりで切り落とす
この手順だと端っこのアルファベットの部分まで使えます。
それほど気にしないのなら切りやすいように切ってしまっても構いません。
とにかく、二枚重なっているのを一枚にすればOKです。
完成品に近いサイズにカットする
先ほど用意した型紙を使ってカットしていきましょう。
縫い代も含んでいるので、このサイズでカットして大丈夫です。
型紙を用意すると後からPVCシートをカットする時にも使えて便利です。
が、型紙を用意するのが面倒なら、直接定規で計ってカットしても構いません。



カットしたら、ちょっとくるんとなってしまうことがあるので、本かなにかで重しをしてなるべく平らになるように伸ばしておきましょう。
アイロンも試してみましたが、余計にくるんくるんになって手に負えなくなるので、重しのほうが安全です。
ちいかわちゃん柄を描く!
ちいかわちゃん模様の包み紙が手に入らなくなってしまったので、この記事の写真は普通のセブンイレブンの包み紙ですが。
やはりちょっと寂しいので、カットミスで使えなかったちいかわちゃん包み紙を使って、写し絵することにしました。




絵の下手なモリによる残念な出来です。
残念な完成度ですが、とりあえずこのまま進めていきいます。
PVCシートをカットする
PVCシートは大手手芸品店、ホームセンター、Amazonなどで購入できます。
テーブルクロス用として売られているのが一般的です。
切り売りが多いので、50㎝分も買えば、たくさんポーチが作れます。
もしも最短購入が10㎝単位とかなら今回の場合は20㎝も買えば充分ですが、PVCシートのカットは透明で見にくく失敗することもあるので、多めに用意しておくと安心ですね。
お値段も安価です。

モリが購入したのは名古屋車道の大塚屋さん
たしか幅約150㎝のものが
なんと1メートルあたり298円!
今回は50㎝購入したので149円でした
厚みはなるべく薄いものを選びましょう。
最終的に一番重なるところは
- PVCシート4枚
- ワックスペーパー(ちいかわちゃんの包み紙)1枚
- ファスナーの布部分
が重なります。
結構分厚くなるので、PVCシート自体が分厚いと、家庭用のミシンだと縫えないこともあります。
今回は店頭にあった商品の中で最薄の0.15mmを選びました。

型紙を当てるか、定規で計って、必要なパーツを切り出します。

【注意!】
PVCシートは熱には強くないです。
アイロンはかけないほうが無難です。
一見皺が伸びるのですが、熱を加えると固く脆くなって劣化しやすくなるそうです。
折り皺などがついていたら、包み紙と同じように平らな本などを置いて伸ばしましょう。
これで材料がそろいました。

いよいよ縫っていきます。

仮止めについて

お裁縫の時によく使うまち針。
今回は使用NGです。
PVCシートは一度穴が開くと閉じることがありません。
けっこう目立つので、まち針は使わないようにしましょう。

あと留める時に生地がずれやすいので、今回のPVCシートだけでなく、他の縫物の時もまち針の使用は止めれるなら止めておいたほうが無難ですね。
裁縫用クリップは小さくて使いやすいのですが、PVCシートを挟むとちょっと跡が残りやすかったです。
気になるほどではないので、ダブルクリップがない、大きくて使いづらい…などの場合はこちらでもかまいません。
いちばん使い勝手が良いのが文房具のダブルクリップ(小サイズ)でした。
裏側を縫い合わせる
裏下側とファスナーを縫い合わせます。
写真はあまりにもPVCシートが透明で見にくかったので、型紙で代用してあります。
ファスナーの金具が見える位置にPVCシートを合わせてクリップで留めます。

PCVシートの端が、ぎりぎりファスナーの金具に重ならない位置にすると縫いやすくバランスが良いです。



ミシンはなるべくなら針を新しいものに替えておきましょう。
縫い目はすこし大き目が良いです。
ファスナーを縫い付ける時は普通の抑えだと金具に当たってしまうので、ファスナー抑えが便利です。
もしもなければ、普通の抑えで針を落とす位置をぎりぎり右側にするとなんとか縫えます。

ファスナーの際にシートが縫い付けられたら、3mmほど外側をもう一度縫います。
ファスナーは力のかかりやすい部分なので、2本縫うと安定します。
面倒だったら1本でも構いません。


裏下側が縫えました。
裏下側が縫えたら、次は裏上側です。
下側を縫い付けたのと同じように、ファスナー金具ぎりぎりに合わせて仮止めします。
下側シートの上部、両側が謎にぴらぴらしていますが、これは下になるように重ねます。
ここはファスナーの脇の部分になります。

謎パーツですが意外と大事



下側と同じように2本縫って、ファスナーが付いたら裏側の完成です。
この時点で表側と同じ大きさの正方形になっているはずですが、最終的にカットして整えるのでそれほど気にしなくても大丈夫です。
ファスナーの開け閉めができるかを確認しておきましょう。

ファスナーの向きは好き好きですが、モリは閉めた時に引き手が左側になっていると使いやすい気がします。
利き手によっても違うかもしれないので、その辺はお好みで。

表と裏を縫い合わせる。

ここまでできたらあと少しで完成です。

PVCシートとちいかわちゃん包み紙を重ねていきます。
上から順に
- 表用PVCシート
- ちいかわちゃん(表を上)
- 表用PVCシート
- 裏側(ファスナーを下にする)
ちいかわちゃん包み紙はワックスペーパーなので、破れやすいです。
なのでPVCシートで挟み込んでしまうわけですね。



このポーチは中表に縫ってひっくり返す、という作業をしません。
縫い目が見えますが分厚くならないぺたんこポーチなので、この重ねた状態がそのまま完成形です。
- 表側からちいかわちゃんたちがちゃんと見えているか
- 裏側のファスナーがちゃんと開け閉めできるか(裏返しだと引き手が内側に入り込んでしまうので、開け閉めできません)
確認して、クリップで仮止めします。
端から5mmから7mm程度をぐるりと一周縫います。
ファスナーの両端の金具に針が当たらない位置を縫いましょう。
(あまり内側を縫って金具に針があたると折れたり曲がったりして危険です)
一周縫うのでどこから縫い始めても大丈夫ですが、角は避けて一辺の途中から縫い始めた方がキレイに縫えますよ。

仕上げをする
一周縫いあがったらほぼ完成!
ですが、何枚も重ねて縫っているのでどうしてもズレが出ます。
特にファスナー付近はズレやすいですね。
縫い目から3mmぐらいの位置で余分な部分を切り落とすと、見た目もすっきり仕上がります。

何枚も重なっているものを切るので、カッターの刃を折って、切れ味をよくしてから切り落としてください。


これで完成です!


外側も内側もPVCシートなので、つるつるつやつやですね。
水洗い等は不可ですが、多少の水しぶきぐらいなら大丈夫そうです。
お薬やちいさなお菓子などを入れるのにぴったりなぺたんこポーチ。
ぜひ作ってみてくださいね。
